日本でも注目を集める仮想デスクトップとは

ここ数年で国内外の様々なメディアが取り上げていることもあり、仮想デスクトップは多くの人から注目を浴びています。仮想デスクトップとは、企業の情報システム等で、デスクトップ環境を仮想化し、サーバ上に集約するものです。
ユーザーは、クライアント機からネットワークを介してサーバ上の仮想マシンに接続して、デスクトップを呼び出し操作を行います。仮想マシンは、バーチャルマシンとも呼ばれており、ソフトウェアによって仮想的に構築されたコンピューターのことを指します。
サーバコンピューター上に、多くの仮想マシンを用意して、マシンそれぞれにOSとアプリケーションソフトをインストールします。そして、社員がコンピューターを使用する場合は、パソコンや専用の端末などからネットワークを介してサーバに接続し、デスクトップ画面を呼び出します。

様々なメリットがある仮想デスクトップ

仮想デスクトップとは、とても便利に使えるものです。個人のパソコンにOSやソフトウェアが入っているスタイルと違って、サーバで集中して管理を行うことで、ソフトウェアの更新や追加、メンテナンスが簡単にできるようになるというメリットがあります。
デスクトップ環境と、コンピューターの実態が切り離されることで、様々なコンピューターから自分の画面を呼び出すことが可能となり、在宅勤務や出張にも柔軟に対応できるのです。また、手元にあるパソコンにデータなどを補完しないので、情報の漏洩やウイルス感染のリスクも低くなります。
ユーザーのマシンは、キーボードなどからの入力をサーバに送信して、画像イメージを受信し、モニターに映し出すだけでよいので、安い価格の専用端末を導入することもでき、コストの削減も可能です。

日々進化している仮想デスクトップ

最近は、クラウド型の仮想デスクトップサービスが人気を集めています。クラウド型サービスは、初期費用を抑えることができ、小さな規模から始めることができます。サービスを提供している企業内のサーバ上で、各社員のデスクトップ環境を動かし、端末からネットワークを介して画面データを呼び出して操作するので、利用端末や場所を選ばないというメリットがあります。
デスクトップ仮想化には、様々な方式があります。特に有名なのが、VDI方式とSBC方式です。VDI方式は、自由な操作環境を得られるというメリットがあります。一方、SBC方式は、VDI方式と比べると個人としての自由度は低くなるものの、効率良くサーバのリソースを利用することができるため、コストにおいてメリットがあります。